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パテイン

 ヤンゴンの宿の朝食は食パン3切れとインスタントコーヒーだけだった。2日間とも同じだったので、ずっと一緒なのだろう。今月後半から雨期にはいるのを見据えて、早めに行動しようと思い、3日目にして早々にこの国の首都とを出た。
 向かった先はパテインというヤンゴンの西に位置する小さな町だ。取り立てて見所はないが、チャンターというビーチのある町の途中によった。
 ヤンゴンからのバスが発車する駅は市内をはずれて大分遠くにあるため、タクシーでしか行けないとのことで、10ドルで駅まで送ってもらった。後で思ったのだが、タクシーに10ドルも払うなら、鉄道の方が安かったかも。失敗。
 バスの切符は駅で思いの外、簡単に買えて、バスも30分ほどの遅れで発車し、ここまでは順調だったのだが、発車して50メートルも走らずに、どうやら故障のため停車し、そこから再発進までさらに1時間ほどかかった。
 その後は問題なく走り続け、パテインには午後6時頃到着した。到着したのはバス駅ではなく、川の側で、例によって大集合してきた、ドライバーに確認すると、町の中心部の側を流れるパテイン川であることがわかった。いまいち距離感もわからないので、サイカーという自転車版サイドカーのタクシーに乗り、約2ドルでゲストハウス前まで行ってもらったら、思いっきり近くで、ふつうに歩いていける距離だった。なんだか財布の紐が緩くなりつつあるので、引き締めていこう。
 しかもゲストハウスは希望した場所ではなく、第二希望ぐらいのところだったが、面倒なので金を払ってドライバーを追い払い、とりあえず宿の料金を確認すると、7ドルだと言うことで、もう少し安い宿はないものかと、第一希望を含め、町を歩いて探したが、第一希望は廃業しており、他に安宿もなさそうなので、最初の宿へ戻った。途中、おじさんが話しかけてきて、道案内をしてくれるというような雰囲気だったが、歩くのもしんどくなっていたので、適当に断ろうとしたが、結局、既に判明している第二希望の宿までの道を一緒に歩いてきてしまった。
 宿の支払いはチェックイン時に請求され、ドルのお釣りはあるかと聞くと、ないと言う。ではチャットで払うというと、レートよりも高い計算で料金を提示してきたので、高いと言うと、外国人だからだと言われた。言いたいことは山ほどあるが、しょうがないので貴重(笑)な1ドル紙幣で払うと、今度は汚れた札は受け取れないと言いだした。かろうじて7ドルは比較的問題のないだろうと言われる程度の札があったが、突き返された2ドルの紙幣はこの国では、絶対に使えないだろう。
 部屋のエアコンはまともに動かず、エアコンの裏側にはネズミが住んでいた。

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