ヤンゴンまでの飛行時間は非常に短く、飛んだと思ったらついてしまった。距離は近いのだ。しかし陸路での入国は厳しい制限が課され、実質不可能に近い。近年、開放路線を進めているとはいえ、まだまだその扉は、初めて感じられる重さだった。
空港は簡素だった。想像していたとおり、ラオス・ビエンチャンの空港に非常に雰囲気が似ていた。そして一歩外へ出ると、強烈な日差しと熱風に見舞われた。バンコクよりも暑い?とりあえず客の「出待ち」をしていたタクシーに乗り込み、告げられたダウンタウンまでの料金、6ドルをしぶしぶ払った。
ミャンマーでは、他の国のようにはATMにて現金の引き出しができないため、バンコクにて引き出したバーツをドルに両替し、すべて現金でのみですごさなければならない。滞在日数は24日間。多めには持ってきたつもりだが、移動費が今ひとつはっきりしないので、少し不安だ。
タクシーに連れて行ってもらった希望した宿がいまひとつだったので、少し歩いて町の中心部にあるスーレーパゴダのすぐ近くにあるゲストハウスにチェックインした。一泊6ドルと、少し高めだが、エアコンと朝食がついている。しかし一日過ごしてみてわかったのだが、ヤンゴンでは一日に何度も停電するため、そのたびにエアコンが停止し、あまり快適に部屋で過ごすことは難しいようだ。停電に伴いエアコンが止まると、ファンが動き出す。ゲストハウスの自家発電の供給先はエアコンには接続されず、ファンのみが稼動する仕組みになっているとのことだった。ちなみに通常電力においては、ファンは稼動しない。不便だ。
その日は前日空港でまったく眠れなかったので、宿で寝て過ごしてしまった。夜、腹が減ったので、とりあえず近くのめぼしいレストランに入ると、チキンカレーが1800チャットだった。ちなみに1ドル=1100チャットで両替した。正規に両替をしてくれる店が、さっぱりわからないので、結局、道端で両替を勧めてくる闇両替屋に両替してもらったが、いまだに実質レートがよくわからない。
少し脂っこいカレーではあるが、まぁおいしい。悪くないね。しかし初日からちょっと贅沢かな。そのかわりビールはやめ、町のそこらじゅうに展開している路上カフェに立ち寄り、インスタント・紅茶を飲みながら、お店の人やお客さんと少し話した。やはり欧米人も相手にすることが多いからか、意外なほど皆、英語が達者である。若干、発音がわかりづらいのは、まぁ他の東南アジア国々同様だ。私もインチキ英語なので、お互い様。よくわからないコミュニケーションを楽しんだ。
今日は、朝起きてゲストハウスの朝食をいただき、ヤンゴン市内を散策した。結構歩いたが、なんだか具体的なところへはどこにも行かず、なぜか市場でミャンマーの男性が愛用するロンヂーというスカートを購入した。履き方がよくわからないので、いまいちしっくりこない。明日にでも誰かに聞いて、ちゃんとしよう。
ところで問題のネット環境だが、思ったより快適にできている。1時間約1ドルなので、安くはないが・・・。
っと思ったら、自分のブログがみれない。アップロードはメールを送ればできるが、意外なところに検閲が入っているなぁ。mixiは見れる。