スキップしてメイン コンテンツに移動

2月9・10日 河口→ラオカイ(ベトナム)

元陽からバスに乗り国境の町・河口へと向かった。運賃は60元。1日3便。10:00発のバスに乗り、発車を待っていると、満席になった9:30の段階で出発した。

河口までは6時間。道は開通前(?)の高速道路のすぐ下のでこぼこ道を延々走り続け、時折、天井に頭をぶつけそうなほど跳ね上がりながら、ゆっくり慎重に進んだ。
しかし昆明→元陽もそうだが、不思議と全く車酔いしなかった。スピードが出てなかったこともあるが、一番の不安材料である乗り物酔いが、今回一度も現れない。前日、アルコールを控えて、しっかり睡眠をとっているのが良いのだろう。

河口には15:30についた。ガイドブックに載っていた安いホテルの宿泊費は倍になっていたが、しかたなく銀行で元をおろし、一部をドルに両替してからそのホテルに落ち着いた。料金交渉には応じていただけなかったが、120元のシングルルームは中国最終日を飾るに十分以上の価値を感じた。ひと部屋を占有できる喜びも、たまにはいいもんだ。
ホテルでラオカイ発→ハノイ行きの列車の時刻を聞くと、19:30と言うことだった。河口に一泊しなくてもよかったかな。

翌日、チェックアウト時間の12:00までゆっくりホテルで過ごし、イミグレーションへ向かった。係員に見守られながら出国カードに記入し、パスポートと一緒に提出し、建物を出て国境の橋を渡った。向こう岸はベトナムだ。
原則的にベトナム入国に関しては、15日以内の滞在にはビザは不要だが、出国用の航空チケットの提示が必要である。陸路ではまず問われないという情報は得ていたものの、多少緊張気味にベトナム入国検査官にパスポートを提示して待つこと数分。結局、一言も発さずに入国した。係員がおしゃべりに夢中のため、荷物検査もなし。
河口・ラオカイ間は、人も物資も往来が少ないのか、のんびりした雰囲気であった。

イミグレーション内の両替所で元をすべてベトナム・ドンにかえて、建物を出るとたくさんのバイクタクシーが声をかけてきた。すべて無視し、駅まで歩いた。ウールのスウェットの下は早くも汗だくだ。暑い。ようやく寒さからは解放されたが、いきなり暑すぎだ。でももっと今から暑くなるのだろう。
人々の格好もさまざまだ。Tシャツ一枚の人もいれば、ダウンを着込んだ人までいる。どこから来て、どこに向かうのか。それぞれ必要に応じての選択なのだ。
ラオカイ駅周辺は思っていたよりはいろいろあり、食事にも宿泊にもとりあえず困ることはなさそうだった。昼頃は閑散としていた駅前広場は列車の発着が始まる夕方以降、乗客やバイクタクシー、バスなどで埋め尽くされた。閉まっていた駅の切符売り場も再開し、19:30発ハノイ行き、ソフトベッドのチケットを30万ドンで購入した。

ドン。ちなみに駅前のカフェで飲んだ地元産(?)ラオカイビールが10000ドン、パン一個3000ドン、オレオ(小)1パック15000ドン、定番のフォーが10000〜20000ドンぐらい。基準をみつけるまでにしばらく時間を要した。

時間通りに出発した列車のコンパートメントには、ベトナム人の女の子が二人。車内を見に行こうか、ベッドでガイドブックを読みふけろうか考えていたが、出発して早々にメインの明かりを消されてしまった。枕元のライトでしばらくガイドブックを眺めていたが、なんとなく寝てしまった。ベトナム銀河鉄道の夜は、こうしてあっけなく幕を閉じた。

このブログの人気の投稿

iPad AirのTouch IDは修理ができないらしい

  マル印のところが割れた ある日突然Touch IDが反応しなくなり、再起動したものの無反応。 よ~く見てみると、端っこが割れていました。 電源ボタンとしては機能するものの、指紋センサーとしては反応しません。 一旦、指紋を削除して、新たに登録を試みましたが、やはり反応しないために登録も出来ません。 これは修理ができるものなのか、検索してみましたが、どうやらiPad AirのTouch ID(指紋センサー)のみの交換は出来ないようです。 【押しても効かない、指紋認証TouchIDもダメなら】ホームボタン修理します | スマホ・iphone修理のスマホスピタル 電源ボタンとして完全に破損した場合に、交換修理をする業者はいるようですが、交換後、指紋センサーとしての機能は失われるということでした。 ちなみにAppleだと新品交換となり、サイトの見積もりによれば64,800円とのこと。 https://support.apple.com/ja-jp/ipad/repair 新しく買うよりは安いですが、さすがにTouch IDのためだけに6万円を支払う気にはなりません。 若干、不便にはなりますが、しばらくはこのままで使うしかないのでしょう。 トホホ。

MacBook Air(2015)を購入→windows10を入れた感想

貧乏ですが、MacBook Airを購入しました。 これまで自宅で使っていたMacBook(Mid 2007)のバッテリーがだいぶ膨らんできており、さすがに限界を感じてたため、執拗にアップルストアの整備済製品をチェックしていたところ、10万円台で8GBメモリを積んだMacbook Airが販売されていたので、ポチッとしたというところです。 13インチ-macbook-air-16ghzデュアルコアintel-core-i5-整備済製品 ※新品よりは2万円ぐらい安い! ジョブズさんが封筒からスマートに取り出したのは一昔の前の話で、新MacBookも発売され、気がつきゃシリーズ中最もデカい MacBookとなってしまいました。すでにAirでもなんでもありませんが、財布にやさしいMacとして、貧乏人や学生には人気のモデルです。 ちなみに、2009年に購入したMacBook Proもあったのですが、コーヒーをキーボードにぶちまけた挙句、友人に貸したら砂まみれのゴミになって帰ってきたため、買い替えは5年ぶりとなります。 ※2009年当時はProも安かった! 砂まみれとなったProの代わりに中古で購入した2007 Midモデルを使い続けていたためか、廉価モデルとはいえ、さすがに最新モデルは早いです。 ネットや文書の作成、写真の取り込み&簡易な編集など、それほど大きなデータを取り扱わない使い方なので、必要十分というように感じます。 ※もっと言うとG4 iMacも現役 また、自宅での使用が主だとはいえ、時々仕事で使うこともあるため、MacBook2007モデルから引き継いで、Airにもwindowsも入れました。 手持ちのwindows7が32bitだったため、BootCampを使用してインストールすることができませんでした。 そこで、マイクロソフトのホームページからwindowsのディスクイメージ(ISOファイル)をダウンロードし、USBメモリで起動ディスクを作成して、インストール後にwindows7(32bit)のプロダクト・キーを入力することで問題なく使用することができています。 参照: Windows 10 のディスク イメージ (ISO ファイル ) のダウンロード  (マイクロソフト) ※イン

BUNDOK(バンドック) ミニヘキサゴンタープ

BUNDOK(バンドック)というメーカーのミニヘキサゴンタープを購入しました。 モンベルのミニタープを持っていましたが、もう少しだけ大き目の物が欲しかったので、買い足しです。 アマゾン で、2,963円でした。 モンベルのミニタープが7,000円ぐらいなので、ずいぶんとお買い得のように感じますが、付属品のペグやロープは、かなり安っぽいです。 付属のロープ ただ、モンベルのミニタープはポールが別売りですが、このタープには、そこそこ丈夫そうなポールが付属しています。 本体も、思ったよりもしっかりしているので、まぁ通常の使用なら問題ないかと思います。 私は風が強い場所での使用が多いので、5回目で一部縫製箇所がやぶけてきそうになってきています。 以下、細部の写真です。ご参考までに。 比較で、モンベルのミニタープも載せときます。