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竹寺

朝はまたうだうだしているうちに時間を費やしてしまった。

朝食とも昼食ともいえない食事をしてから近くの花鳥市場へいってみた。花鳥市場はその名の通り花や鳥などを売る出店が軒を連ねるマーケットだが、それ以外にも明らかにバッタもんしかなさそうな雑貨屋や民芸品店などもあり、ペットを扱う店では蛇やデカい蜘蛛や、ウサギやハムスターもいて、まぁまぁ楽しめた。とはいえ薄暗く、活気もない様子は、「どこか」の寂れた温泉街のおみやげ屋のようで、ひどく萎えた。

それからバスに乗り昆明郊外の竹寺を見に行った。竹寺への市バスはないので、終点からは軽バンをチャーターしての観光となった。往復50元。値切ろうとしたが、無理だった。くそっ。
竹寺は玉案山の中腹にある仏寺だ。昆明からの距離はさほどでもないが、結構登るのと交通手段がないからか、人気が少なく静寂に満ち、落ち着いた雰囲気の寺院であった。もっとのんびりしたかったが、運転手のおばちゃんが30分しか待ってくれなかったので、急ぎの観光になってしまった。

昆明に戻ると意外に時間があったので、初日に散策した公園に行きハンモックを試そうと思ったが、やはりかなりの人混みなので、遠慮しておいた。
夕方には、温泉があるというので出かけてみたが、思いっきりなくなっていた。別の温泉も近くにあったのだが、そこは高級外車がずらりと並び、黒服の係員がうろうろしていて、非常に場違いな気がしたし、高そうだったので止めといた。

明日は昆明を離れ、元陽という棚田が有名な景観地へ行く。それから数日以内に国境の町・河口へ向かいベトナム入りする予定だ。何かあるとすれば、この辺なので、あらためて気を引き締めていかねば。
ベトナムはハノイに直行し、それからまた考えようと思う。

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