成都からさらに電車に14時間ほど揺られ、昆明に到着。三段ベッドの最上階は狭くてちょっと居心地は悪かった。まぁ、明るいうちは、通路側の窓際の椅子に座って外を眺め、今回は落ち着いて旅情にひたれた。切り立った岩山のすぐそばをひた走る中国ならではの車窓を味わえたよ。
昆明には早朝到着し、駅からはユースのスタッフにつれられて宿へ直行した。車で迎えに来るのかと思ったら、一緒にバスに乗って向かうのだ(笑) まぁ、十分ありがたいですけどね。
シャワーを浴びて髭を剃って、洗濯をしてから、かるく市街地を散策した。歩いて宿のある広場(今回の宿は昆明市街地のおそらく中心地にあるのだ!)から真っ直ぐのびる歩行者天国をあるいて大通りにでると公園があり、さすが暖かい昆明では梅?桃?の花が咲いていた。その下ではおじさんたちが将棋を楽しんでいて、大通りの喧噪を後目に、静かに流れる時を刻んでいた。
そう昆明は、特に今日は暖かく、中国に来て初めて防寒着を一枚ぬいだ。暖かいと気持ちもだいぶ楽しくなる。中国に来て既に20日が過ぎ、せっかく慣れてきて、気候も良いなら、もう少し居たい気持ちもする。まだ田舎の中国をみていないし。ここ中国の最果て昆明も高層ビルが建ち並ぶ大都会なのだ(福島に比べれば)。のこる8日間を有効に使わねば。