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フエ

パクセ〜ベトナム・フエへ向かう道は、それほど険しいわけでもなかったが、また酔ってしまった。バスはやっぱり苦手だ。
パクセのバスステーションでは、当初、砂糖の袋が山積みになったバスに乗せられ、どうなることかと思ったが、係員の勘違いで、私のバスは後ろに止まっていた、エアコン付きのVIPバスだった。
乗客の外国人は私とノルウェーからきた女の子だけで、しかも二人とも初海外一人旅、彼女にとっては頼りにしたいであろう坊主のおっさんは、今一つ英語が通じないとあって、かなり不安そうであった。そしてその不安は見事的中するのである。

国境には早朝到着し、イミグレーションが7:00から開くのをバスの中で待っていると、おっさんが一人やってきて、出境には4ドルが必要だと言って、パスポートと4ドルを要求してきた。
ノルウェー女子は、どうやら目的地のダナンの銀行でお金をおろそうと思っていたらしく、現金の持ち合わせがないようで困り果て、私に借して欲しいと言ってきた。
最初私は賄賂だろうと思って、3ドルしかないと言って私の分をまけてもらい、ついでに彼女が持っている2ドル相当のベトナム通貨と合わせて、二人で5ドルで何とかならないかなぁっと思い、彼女の頑張りに期待していた。その時点では彼女も初一人旅だと知らなかったのだ。しかしどうやら困り果てる一方で、ディスカウントは無理そうなので、おっさんがバスの外に出たところで、彼女に10ドル紙幣を渡した。
彼女は私と一緒にダナンの手前のフエで降りて返すと言っていたのだが、1ドル返してもらうのに、それは申し訳ないし、しばらく貸し渋ってしまったような感じになってしまい、ずいぶん不安な思いをさせてしまったようで、それも申し訳なかったので、お断りした。

フエに到着すると、バスの外では一人のバイクタクシーのドライバーが大騒ぎしていた。あぁ、ベトナムに帰ってきたのだなぁ。いちいち断ったり、値段交渉したり、まためんどくさいなぁ。とは言え、バス酔いと寝不足で疲れた体が歩くことを拒否していたので、とりあえず値段だけを聞いて、後ろにまたがった。
ドライバーは私が日本人だと言うことを知ると、真っ直ぐ日本人旅行者御用達のホテルに連れて行った。受付のスタッフは日本語を話し、ロビーには旅慣れた風の若者がゴロゴロ居る。私には場違いかな?気にしすぎかな。まぁ部屋をみて、値段も悪くないので、そこで部屋を借りた。

フエは日本で言うところの京都や奈良のような古都であるらしい。ベトナム最後の王朝の王宮跡があり、確かにハノイに比べれば、少しは静かである。ホテルが集中する新市街は若干物価が高いが、川を渡り王宮側は安いと思う。見所は京都や奈良ほど多くはないが、のんびりするには悪くないところかもしれない。
フエはベトナム戦争時の激戦区でもある。その影響なのだろうか?王宮はわずか60年前まで使われていたとは思えないくらい荒廃し、まるで千年も前の遺跡のようだった。しかしその規模たるや、敷地面積だけでも信じられないほど広大で、王朝の当時の繁栄ぶりを思わせた。

パンツが破れたので、市場で購入した。ついでに腕時計も買った。時計はやっぱりないと不便だ。安っぽいけど、我慢しよう。小型の懐中電灯を探しているが、売ってない。

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