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ベトナム最後の日

今日でついにベトナムともお別れだ。途中ラオスに移動したが、結局ベトナムにも最初の五日間と合わせて、20日以上滞在したことになる。
ハノイでは東南アジアらしい喧噪に少々怯みながら、しかしそれ以降は落ち着いた緩やかな時間を過ごせた。単に慣れただけかもしれないが。
アジア旅行というと、スリや窃盗やぼったくりにビビりながらというイメージがあったが、今のところ全くそんな気配すらない。当然、それなりの安全対策をしながら、気を配りながら過ごしてはいるが、今のところ無くしたものは、すべて自爆である。今日現在、ガイドブック二冊(一冊は成田、もう一冊はラオス)、ヘッドライト、腕時計、さらに極めつけは昨日、キャッシュカードをATMから抜き忘れて失ってしまった。あ、あとホテルのラゲッジの鍵も無くしちゃった。なにやってんだか。
そうはいっても数日間過ごしただけで、その国の本質が見えるわけではない。闇に閉ざされた部分もあるのだろう。しかし大多数の人々は、まさしく清貧をもって良しとし、美しくしなやかに、しかし力強く、生きることに実直である。時にそれは残酷に、また無秩序にみえるかもしれない。しかし異なる文化を持つ人々を自らの価値基準だけでもってみるべきではない。

ベトナムと言えば、やはりベトナム戦争のイメージは強い。戦争博物館やクチ・トンネルでは、その一端を垣間見た。戦争博物館に展示された数々の写真の中には、枯れ葉剤によって障害を患った人々や、奇形児のホルマリン漬けもあった。目を覆いたくなるような写真や展示物は、世界の趨勢を机上で語る人々によって人生を奪われたか弱い命の現実である。ここで戦争論を語るつもりはないが、今後とも戦争や、暴力をもって問題の解決を図る方法にも手段にも断固反対する。死体の山の上に築かれた平和と繁栄を貪り暮らす私もコトナカレ主義者の一員ではあるが、今ある現実にいくら唾を吐いても、よりよい未来は望めない。自分は今、どうすべきか。真剣
に考えなくては。

明日は早朝、バスにてカンボジアを目指す。在サイゴンのカンボジア領事館でビザも取得してきた(ちなみにその過程でキャッシュカードを無くした)。カンボジア国内の陸路移動は若干のリスクもあるそうだが、明るい内に着くそうなので、まぁ大丈夫でしょう。

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