無事なんとか上海のユースまでたどり着いた。飛行機が着いた時間は早かったのだが、地下鉄に戸惑ったり、まごまごしているうちに、ラッシュアワーに巻き込まれ、はやくも人混みにうんざりさせられた。
上海の片隅のこのあたりは、まだ開発もそう進んでおらず、昔ながらの露天商が残り、暗い街灯すら届かない路地は暗やみに包まれている。
クラクションがよく鳴るのは、信号無視が多いからだ。誰もが平気で赤信号にスクーターや自転車で突っ込む。
ときおり音もなく走るスクーターを見かける。電動バイク!?他にはGIANTの電動自転車やママチャリをみかける。もちろん人民自転車もまだたまに見かける。
適当に入ったレストランで、麺とスープを頼んだつもりが、スープではなく、ワンタンだった。いきなり食い過ぎた。ゲプッ。ピリ辛なのだが、たまに強烈に辛い部分があり、どうやらオレンジ色の野菜が当たりらしい。食べて、外に出てから気づいたのだが、どっかの民族料理の店だった。最初から、番外編を味わっちゃったよ。
思ったような高揚感はなく、たんたんと歩いた。しかし此処は大陸なのだ。今私は初めて世界の端に降りたった。ここから延々と道は続くのである。どこまで行けるか、どうなるかわからないが、いけるところまで行こう!