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SANTANA LODGE

 インドにも多くの日本人旅行者が利用する、いわゆる日本人宿が各所に点在する。結局、約20日間過ごしたプリーのサンタナ・ロッジもその一つだ。オーナーのフォクナ氏は日本語ペラペラで、兄のクンナ氏は奈良でインド料理屋を経営しているそうだ。
 プリーでお祭りがあったこともあって、私の滞在中には最大30人以上の日本人旅行者が宿泊していた。
 日本人が多い&日本語が通じるのもサンタナの魅力だが、長期滞在する人間が多いのは、至れり尽くせりのサービスを低価格で享受できる点が大きい。なんせ一泊130ルピー(1円が2.08ルピー)で朝食&夕食&朝晩のチャイ付きなのだ。昼食は追加料金が必要だが、朝食と昼食とチャイは部屋まで運んできてくれる。ロビーには4000冊の日本語の書籍があり、インターネット・ルームもあり、さらに鉄道や飛行機のチケットの手配も可能だ。
 そしてこのサービスがために、徐々に出かける気力を奪われ、多くの人がダラダラと過ごしてしまう。気づけば一週間、二週間、なかには一ヶ月以上なんて人もいる。
 そんなわけで、おそらく人生で最も無意味な時間を骨の髄まで堪能してしまったわけだが、無駄な時間というのが、自分にとってなによりも贅沢であるとも感じた。退屈であることのすばらしさよ(笑)。とはいえ、他のいろんな場所と同様に人との出会いはすばらしかった。
 もちろん沈没の原因は自分にも多大にあり、タイぐらいから薄々気づいてはいたのだが、旅自体に飽きてきた感もあるのだ。実際、アンコールワット以降、ほとんど観光らしい観光もしていない。名所巡りが旅のすべてではないが、わざわざ海外に来て、部屋でずっと本を読んでいるのもどうなのか。
 個人的には、やっぱり三ヶ月ぐらいの旅が限度かなぁ。それ以上になると情報過多でキャパシティがオーバーしてしまう気がする。なにを見ても無感動になってしまっている自分がいるのだ。その反面、死ぬまで旅を続けたいという理想もあるのだが…。
 おそらく私が一年以上の旅をするには、三ヶ月に一回は一ヶ月程度の沈没期間が必要だ。っと思う。まぁタイミングや期間はもっと細かくても良いが。そうすることで自分なりに整理がつくように思う。今回の反省点は、アンコールワットまでかなり飛ばし気味で旅をしてきて、後半になって萎えてきてしまったことだ。この反省が活かされるような長期旅行は今後、もう無いだろうけど。

 さて現在、プリーから仏教誕生の地ブッダ・ガヤ、同じく仏教の聖地ラージギルを経て、バラナシにいる。ガンガー(ガンジス川)での沐浴が有名だが、今現在に限って、ほとんどの旅行者の目的は、今月22日の皆既日食だろう。日本では奄美大島で観測できるらしいが、インドではこの聖地でみれるらしい。あんまり興味なかったのだが、全く関係のないとある理由の為に早足で此処まで来てしまった。来た以上は、まぁ起きれたら(朝早いらしい)みようと思う。ガンガー沿いのシヴァGHという宿に部屋も取れたので、それまではバラナシにいる予定だ。

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