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多様性2

 「豊かさ」って何だ?という問いに、今、自分なりに答えるとすれば、それは「多様性」なんじゃないかと思っている。つまりいろんな種類があるってこと。経済にしても文化にしても、木の枝の様に無数の広がりを見せる姿が豊かさの象徴ではないかと。
 「多様なニーズ」とか言ってるけど、ところが実のところ、産業革命とかルネッサンス以降、さらにさらに最近のグローバリズムってヤツのおかげで人の嗜好って画一化して行ってるんじゃないの?って、まぁ、そういう話もちらほら聞く事もあるよね。
 何で画一化して行くかというと、だってそりゃ、ガキの頃から、きっちり教育されてきたもんねぇ。良い音楽、絵画、文章。空っぽの脳には、そうと言われりゃ、そういう風にインプットされてしまう。そしていつの間にか、「正しい」「優れている」「良い」と教え込まれたモノとは異るモノに違和感を感じるようになる。それを「変なモノ」として拒絶するようになる。せいぜい刷り込まれた表現を組み合わせたり、加工を加えることでしか想像(創造)できなくなる。
 原始人ぐらいの頃までさかのぼったら、今の人類より、よっぽど想像(創造)力に溢れていたんじゃないかと思うんだ。「正しい」「優れた」方法論なんてない頃の、例えば"音楽"は、少なくとも今より多様性には富んでいたと思う。好き勝手に石や木を打ち鳴らして、唸ったり叫んだりする表現の幅は、今の音楽より豊かだったんじゃないかと思う。何種類もの複雑な楽器は、しかしその一方で人の想像(創造)力を限定してしまったのではないのか。
 別に文明を否定したいわけじゃないぞ。昔は良かった?ふざけんな!道は前にしかないじゃないか。
 近現代の発明品もすばらしいけど、ゼロから生まれたわけじゃないからな。原始人が初めて石器を作ったり火をおこしたりしたエネルギーって、ものすごいものだと思う。どっかでみたんだけど、会社で仕事しているときより、アウトドアで遊んでいる時の方が、脳が活発に動いていたそうだ。原始人が純粋に「生きる」為に知恵を絞ることにくらべたら、我々はそれほど脳を使っていないはずだ。
 人類が文明を築き上げる過程で使った脳味噌は、今はもう使われていないのだ。人は(飛躍的な発展を意味する)進化を続けてはいない。と思う。ゆっくりか、いきなりかはしらないけど、きっといつの日か人類は地球上から姿を消すのだろう。多様な生態系を失った森が朽ち果てて行くみたいに、均一化した人の社会も消えてしまうんじゃないだろうか。その変化は急激にスピードを増し、一年、いや、一月後の世相を誰も想像できない。
 区切りを付けるなら、今だ。ごく個人的な事情によるものだが、心身ともに充実した今、この世界を感じたい。だから旅に出る。

2008.8.18のミクシー日記

で、コノアト一年間ほどの放浪の後、今に至る。
そのころ、有名なサッカー選手が、「自分探しの旅」とやらに行ってて、自分も良くそういう風に言われるけど、そんな大層なもんじゃなくて、単に行ったところの無いところと、見たところの無いモノを見たかったんだ。めんどくせーから、否定も肯定もしないけど。

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