ホテルは最後だし、ちょっと奮発して高めの場所にした。っといっても、せいぜい1500円ぐらいだ。テレビとエアコンのあるシングルルームだが、雰囲気はバラナシの安宿の方が良かったな。なんかここはラブホテルみたいだよ。ポイントは部屋で無線LANが利用できることだが、よくよく聞いたら一日100円取られるらしい。まぁいいや。
今日は昼近くに起きて、ニュー・デリー駅近くのメイン・バザールと呼ばれる一帯を、ウィンドウ・ショッピング(?)をしながら散策し、その後、物産店を目指してコンフォート・プレイスに向かったが、変なガキに連れられて、高級みやげ屋に行ってしまった。
くそ暑い中、いちいち声をかけられるので、おっさんにはブチ切れてみたが、子供には弱いのだ。わかっちゃいるけど、せっかくなんでジュースを与えて、一緒に公園でたばこを吸ってたら、ゲホゲホ咽せてた(笑)。
そんなクソ餓鬼と別れた後、自力で政府の物産店にも行ったが、完全に閉まっていた。なぜだ?前の道路が工事中なので、その関係かしら。日曜だから?バカな。
しょうがないので政府物産店をあきらめ、コンフォート・プレイスで買い物をして、メイン・バザールでビールを飲みつつ食事をし、ヨタヨタとホテルに戻った。夜は危険なので、出歩かないのだ。旅慣れつつはあるが、やはりデリーは鬼門なのである。実際ガイドブックをもってウロウロしてると、良くも悪しくもいろんな人から声をかけられる。悪しき場合においても、たいがい私がいろいろ回って、もう帰るところだと知ると、せいぜいみやげ屋に御招待してくれるぐらいだが。
これは旅なれた人でも初心者でも一緒だと思うのだが、要は深夜のデリー着が危ういのではないのだろうか。特に飛行機だと、疲れてるし、急に日本とのギャップに対応するのは、いかなる強者もなかなかしんどいだろう。初日をうまく切り抜けても、当然、最初だからデリー観光に出掛け、そこでまた高額ツアー詐欺が待ってるのだ。
私のような海外初心者が呑気にしてられるのは、比較的安全なコルカタINで、ゆっくりインドに慣れつつあったのと、既に観光に興味を無くしている点が大きいと思う。また日本とのギャップは、中国→東南アジアでちょっとはならしてきたし。それともあんまりにも詐欺や恐喝が多いので、取り締まったのかなぁ。
デリーはインドにあって、急に都会だ。コルカタなど他の都市もそれなりではあったし、安宿街から都市部に出掛けなかったことや、夜行での移動だったことを差し引いても、デリーの発展ぶりは飛び抜けてるだろうと思う。。地下鉄にも乗ったが、さすが首都だけあって、皆おしゃれで都会的だ。ルンギ(巻スカート)なんてはいてるの僕だけだよ。女性はまだまだサリー姿も見かけるが、ほとんどがジーンズ・スタイルだ。オフィス街へ行ったら、スーツ姿の人も多いのだろう。今日は日曜なので、見かけなかったが。
インド中で悩まされた停電も、今のところ全くない。すばらしい。キャピタル万歳。