7月22日(日)に福島県伊達郡桑折町にて開催される「桑折宿軽トラ市」にて、同町の仮設住宅にて避難生活を送る浪江町のお母さんらが、手作りの「縁起飾り」を販売します。
商品の一例です |
前回の軽トラ市での様子1 |
前回の軽トラ市の様子2 |
すでに多くの方がご存知のように、福島県双葉郡浪江町は、3.11の震災・津波、そして原発事故によって全町避難となり、町民は福島県県北地域の11ヶ所の仮設団地をはじめ、県内外の借上げ住宅 などで、1年以上の避難生活を続けています。
11ヶ所の仮設団地に入居する町民は、それぞれバラバラに避難したため、同じ浪江町とはいえ、当初、ほとんど知り合いがいない状態でした。
たとえて言うなら、日本が沈没して、日本人が全員、海外に避難したとして、世界中に散り散りになった日本人同士が、とある町で会ったとしても、知り合い同士である可能性はほとんどないでしょう。だいぶ強引な例えですが、そういう状態です。
1年が過ぎるころになって、ようやくお互いの顔が分かるようになったと、ある町民の方が言われていました。失われたコミュニティを取り戻すには、気の遠くなるような時間と労力が必要だと、あらためて感じた次第です。
なんとかそこまで辿り着くまでには、避難先の住民の方々の温かい支援や、公の機関の手助けもありましたが、何よりは避難者ら自身の自治への必死の取り組みが大きかったと思います。今は、少しづつではありますが、避難先での住民同士の支え合いのコミュニティづくりが始まっています。
「コスモス手づくりの会」も町民自らが、避難生活での自立とコミュニティづくりを目的に立ち上げられた、草の根の取り組みですが、昨年12月に「さるぼぼ」作りから始まった作業は、日々、修練を続け、今回は携帯ケースなど、凝った商品も出展されるそうです。
(※そうです、というのは、スイマセン、今回商品を私はまだ見てないのです)
桑折宿軽トラ市は、7月22日(日)、伊達郡桑折町の旧福島蚕糸跡地にて開催されます。
コスモス手づくりの会以外にも、地元産産品がたくさん出展されます。
ぜひお越しください!
「桑折宿軽トラ市」
とき:平成24年7月22日(日) 9:00~12:00
場所:旧福島蚕糸跡地(福島県伊達郡桑折町字東段30)
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