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9月, 2008の投稿を表示しています

追記:忘れ物

ウィルコムからでしか更新できなかったので、いくつか書き残した出来事を追記する。 今回の旅は、自分に腹が立つくらい、妙に落とし物や忘れ物が多くて、それは自転車のスピードメーターに始まり、バックライト、空気入れ、しまいには、31番札所の竹林寺では、納経書に記帳していただくのを忘れてしまう等、全くひどいものなのであるが、極めつけは9月6日の出来事である。 9月6日、蜂に刺されたことから、数時間前。 前日、納経時間ギリギリにハンガーノック(空腹)状態に陥り、非常に辛い思いをした為、早め早めに食事をとろうと、午後、阿波赤石駅を出発した直後に、最初に見かけた喫茶店に入った。普通の喫茶店なので、期待してはいなかったのだが、意外に日替りランチはボリュームもあり、手作り感のあるおかずは、日頃の野宿用粗食やコンビニ弁当に飽きた胃袋を十分に満たしてくれた。 すっかり満腹し、お茶を頂きながら、私の風体から察したおかみさんに、自転車でお遍路をしていることなどを聞いていただいた。そういえば午前中に輪行をする際、少しでも荷物を軽くしようと、水筒の水を捨ててしまっていたので、水筒に水を入れていただけないかと伺うと、喜んで、しかも氷の入った冷水まで用意していただいた。水筒を自転車につけて、いざ恩山寺へむけてこぎだそうかと思ったら、おかみさんが店から出てきた。はて、っと思ったら、お接待にと売り物のお米で作ったパンを3つも渡して下さったのだ。ありがたい。感謝して頂戴し、お腹いっぱい胸一杯で、走り出して10分後に思い出した。 「金払ってねぇよ」 パンどころか、ランチ丸ごとお接待。 ってまさかそういうわけにもいかないので、来た道をまた10分かけて戻ったのである。 ちなみに戻ったら、おかみさんももう一人の店員の方も、全く気付いていなかった(笑)

帰郷

午後9時無事自宅に到着。お家に帰るまでが遠足です。

大名古屋

昨日は結局、和歌山から西へむかい、三重にはいたらず、奈良との県境で一夜を過ごし、もよりの駅から近鉄線にのり、今は名古屋駅の地下街でモーニングを食べている。今日中になんとか帰りたいもんだ。 高野山は何度行っても、美しいと思う。これから本格的に紅葉すると、さらに美しさを増すのだろう。

帰路

高野山・奥の院での納経を終え、帰路へ。いまから電車に乗っても今日中に着きそうにもないので、できるかぎり東へむかい、明日帰ることにしよう。 朝、走り出した瞬間は、ずいぶん寒く感じた。もう秋だ。

和歌山へ

徳島からフェリーに乗り、和歌山へ。高野山・奥の院に眠る大師にお詣りするのだ。約一年振りの高野山だが、まさかこんなに早く再訪するとは、当時は思いもよらなんだ。 本来、遍路前に行くべきなのだろうが、都合、最後の訪問となった。

結願

本日無事終了。 88番札所を納経したあと、徳島にもどり、今は四国唯一の「とほ宿」にいる。最後の最後も雨に降られ、土砂降りの結願となった。86番を終えたくらいから、雷がなりだし、降りだしたと思ったら、真っ暗になり、滝のように降りだした。ぎりぎりコンビニに逃げ込んだが、落雷で一瞬コンビニが停電した。しばらく雨宿りしていたが、止みそうにもないので、諦めて、小降りになったのを、見計らって、走りだした。 夕方には、晴れ間もみえ、明日は良い天気らしい。久しぶりに初日に走った道を通り、四国初夜をすごしたプレハブにはこれから88ヶ所を巡るのだろうカップルがいた。きっと忘れられない旅になるのだろう。無事に楽しい遍路道になって欲しい。

東へ西へ

寺をめぐって高松の街を縦横無尽に走り回った。しかし雨も辛いが、容赦ない残暑の日射しもきつい。日中ときおり茫然とする時がある。 そういえば香川のどこの誰でも、水不足を嘆いていた。確かにどこのダムも貯水量はわずかである。台風も肩透かしであったし、しばらく香川の人々の節水生活は続きそうだ。 さて巡礼の旅も、そろそろ終りが近付いてきた。のこすは、後5ヶ所。明日にも結願を迎えることになるだろう。

こんぴらさん

午前中は台風の影響で風雨に見舞われたが、ぼちぼちすすみ、75番札所の善通寺を納経した。善通寺は弘法大師生誕の地とあって、境内面積も施設も最大級の霊場だ。街全体も寺を中心に構成され、老舗の菓子屋や雑貨屋が歴史ある街を感じさせた。 善通寺から南に5kmほでいくと金刀比羅宮があり、せっかくなので少し足をのばした。詳しくはさっぱりだが、有名らしい。本堂まで700段の階段はこたえたが、眼下に広がる街並みと、豪華な神社仏閣は琴平の人々の信仰の厚さを思わせた。 香川県ということで、UDONもたべた!三件ほどめぐったが、なんか早くも飽きてきた(笑)。 でも池上製麺所はいきたいなぁ〜

香川県

本日にて、愛媛県・菩提の道場を終え、香川県入りした。最後の三角寺で豪雨に見舞われ、道に迷ったこともあり、愛媛県脱出に午前中いっぱいを費やしてしまった。 明らかに萎えかけた気力と体力をしぼって向かった先は66番雲辺寺。名前からして嫌な予感しかしない札所だが、ロープウェイがあるのだ。往復2000円とちょっと高めだが、迷うことなく、苦労を金で買った(笑)。 標高927m、徳島と香川の県境に位置する雲辺寺は、もちろん難所の一つだ。5000円って言われても払ったかもしれない。山頂は霧に覆われ、本堂は工事中だったが、ブッダが永眠する最後のシーンを模した石像やそれをとりまく五百羅漢(マジで500体ぐらいありそう)には圧倒された。

伊予西条

しまなみ海道を撤収し、今治をぬけ東へ。 ちなみに今治の名産品は「タオル」。 タオルって(笑) 今日はいきなり難所の横峰寺から。標高700mまで急坂を登る。はずだったのだが、道を間違えてというか、なんというか、途中から登山になってしまった。 遍路道というのは、前も書いたが徒歩での巡行が基本なわけだが、車や私のように自転車でのお遍路も増えている。車や自転車は本来の遍路道とは別に舗装された道路があるのだが、横峰寺までの道を私は徒歩用の道を選んでしまったのだ。今更、戻る気力もないので、しかたなく3kmのハイキングを楽しんだ。…、雨のなか(泣) そんなこんなで60番〜64番までを納経。難所を含んで、しかも雨のなかの割には意外に進んだ。明日には香川県入りしたいが、どんなもんか。お天気次第だ。 今は伊予西条のビジネスホテルでぺろ〜んとしている。素泊まり3300円、風呂&トイレ共同(笑) でも写真は道後温泉。

しまなみ海道

今治で54〜59番まて納経 をしたあと、しまなみ海道を渡ってみようと思い、大島までは来たが、力尽きた。 明日、どうしようかなぁ。尾道までいくべきか、否か。この先、たいした「そそる」もんもなさそうだし…。 ところで、さっき気付いたのだが、31番の竹林寺という高知の霊場で、結構、雰囲気がよく、お遍路以外にも観光客で賑わっていたりするのだが、私も写真を撮ったりして、割とのんびり過ごし、つい記帳してもらうのを忘れてしまった。 いつかやるだろうなぁっとは思っていたが、予想以上に早い段階に、しかも全く気付くことなくとは、さすが私だ(笑)

松山YH

土砂降りだ。 久しぶりに雨に降られたかと思ったら、いきなりここまで降ることもないだろうに・・・。 せめて午前中でも、いける限り納経しようと走り出し、46→47→48番目ぐらいから、降りだし、52番に着く直前には土砂降りに見舞われた。たまに止んでみたりもするのだが、いったん道後温泉まで引き返したときには、また雨脚は強まる一方だった。合羽も大して役に立たず、ずぶぬれで道後温泉へ突撃し、温まった後、今は松山YHでくつろいでいる。 ほっ 食事は外に出よう。お金、あんまり使いたくないのだが、わかっちゃいるけどやめられない(笑)

松山到着

何とか松山にはいった。 が、予定していた納経はできず、ちょっと残念。今日は44&45番のみで終了。明日は松山市街地のお寺を巡るので、たくさん納経できるはず。効率良く数をまわるのが目的ではないとはいえ、最近、1、2ヶ所ほどしかまわれない日々が続いているので、進んでいる感じがしないのだ。 今日も梨を買って食べた。直売所や無人販売所で買うと、4個で200〜300円ほどで買えるので、ついつい買ってしまう。甘くてみずみずしいので、残暑の厳しさに負けないために梨で疲労回復をはかるのだ。直売所のおばちゃんに、虫食いのある梨と缶コーヒーまでごちそうになってしまった。おかげさまで若干下痢気味だ(笑)。まぁ旅をしていると、なぜか便秘になるので、でないよりはよしとしよう。 でも写真はみかん。 あおくてすっぱそうだけど、意外に甘くて驚いた!

大洲

よいしゃ、よいしゃ、と愛媛県です。明日には松本入りかな。道後温泉くらいは行ってみよう。十年振りの道後温泉だ。 そうだ。十年前って、休みで入れなかったんだっけ?なんかどんなんだったか記憶がないんだよねぇ〜(笑) 行ったら思いだすかしら? さてお遍路というと、歩いて行くのが本来の姿だ。約1200kmの道のりを歩くのだ。自転車で走っていると、結構、徒歩のかたが多いのに驚いた。通しで歩いているのは、20代前半のかたが多いが、何回かに分けて歩く年配の方もいる。ちなみに日数にして40〜50日間ぐらい。思いはそれぞれだが、若者は勢いがあるなぁ〜。テント無しは当たり前。寝袋すらなく公園で野宿しているヤツもいた。 熱いぜ!四国。

台風?

台風が来てるって?頼むからこっちくんなよぉ〜 できれば四国の西端の佐田岬から九州に渡りたかったのですが、このままお遍路を続けることにします。 高知で買った梨。 コレを食うと秋を感じる。

あいすくりん

四国といえば、アイスクリン。なんとも懐かしい味です。 さて今日は39〜40番霊場を目指して走ります。今日も四国は暑いです。 九州→沖縄、いくか、いけるか、悩んでいます…

高知YH

今日も堕落しつつ高知ユースホステルへ。「高知YH」といいつつ一駅となりではあるけど、繁華街も近く、便利なうえ、宿主が元酒屋なため、酒にも理解があります(通常ユースホステルは館内飲酒不可)。 立地+条件のゆるさからか、この時期の平日にしては、お客さんも多く、お遍路じゃない方(なかにはお遍路を知らない方も!)もいるため、なごやかな雰囲気です。バイクや十八切符の若者と(一方的に)語ったぜ。 さて今日は28番から35番までを納経しました。しかしなんというか、寺は平地に造れないもんか。毎度毎度、壁みたいな坂を登るのも、いいかげんしんどくなってきた。

毎日

毎日毎日、ぎりぎりだ。 今日は24番から27番までを納経できた。なんとか目標は達成できたが、最後はまた受付ぎりぎりになってしまった。 原因は明らかで、パンクして直そうと思ったら、空気入れを紛失しており、ガソリンスタンドまで5kmほど歩くはめになったからだ。馬鹿馬鹿しいロスだがしかたない。 ただ実は紛失したのはコレだけでなく、バックライトとスピードメーターも輪行の途中で、どっかにいってしまった。 暑さと疲労のせいにしておこう。そうしよう。

片足サリーちゃん

なんじゃ、こりゃ。足首はどこに!? 痛みはひいたものの、大分腫れあがってしまった。左足1.5倍増量中。 ついでに筋肉痛もはげしいため、今日は21番から23番までを納経し終了。日和佐というところのビジネスホテルに宿泊する。昨日道の駅でいっしょに野宿した、大阪の兄ちゃんよ。スマン。おいらは堕落した(笑)。ビールのみながらテレビ見ています。 ひゃっほー

今日の最後も難所とよばれる鶴林寺。壁のような坂で自転車を押して、ヒィヒィ言っていると、左足くるぶしに激痛が! 視覚情報が脳に伝わる前に、"そいつ"を払い除けたが、時既に遅し。焼けた釘を打ち込まれたような痛みが、何が起こったかを説明してくれた。対処を考える間もなく、二匹目の羽音がしたため、自転車を捨ててその場を離れ、安全を確認した後、とりあえず速攻でマキロン(笑)をぶっかけました。 四時間ほど前の出来事ですが、未だ痛みが引きません。体して腫れてもいないので、まぁ大丈夫でしょうけど、久しぶりにパニックでした。

四番から十二番

今日は四番から十二番までを納経しました。十二番焼山寺は序盤最大の難所だそうですが、噂にたがわぬ難所っぷりでした。しかも受付〆時間ぎりぎりになってしまい、また疲労と空腹(主に空腹)で、最後は歩くことすら困難でした。もう少し余裕をもって行動しなければなりません。

徳島に到着

徳島に着きました。明石から淡路島を抜けるのに、時間をとられ、今日は一番〜三番までしかまわれませんでした。宿は建設会社の社長さんが巡礼者のために開放しているプレハブにお世話になっています。四国人(って言うかな?)の信心深さを早くも体験しています。 写真は明石のタコ焼き。明石では「玉子焼」と呼び、だしに浸けて食べます。もう一枚は徳島といえば…(笑)

神戸にいます

北海道で出会ったライダーNさんと再会し、食事をごちそうになってしまいました。明石のNさん行き付けの鉄板焼屋さんは、マスターもお客さんも人情深く、楽しい時間をすごせましたよ。Nさんの人柄によるところも大きいのかな。 13時間の輪行疲れも癒されました。あらためて旅とは人との出会いだなぁ。